天空の城ラピュタ(サントラ)のレビュー
久石譲さんによるスタジオジブリ作品のサウンドトラックは、「となりのトトロ」を経た「魔女の宅急便」のころに完成度を見るので、まだまだ粗削りなところがあるものの、雄大でありながら繊細さも兼ね備えたオーケストレーションと、大胆なシンセの使い方は、やはり素晴らしいです。
とにかく、「1. 空から降ってきた少女」で、ブラスから弦までフルにオーケストラを使った雄大なオープニングで一気に聴く者の心を掴んでしまいます。ハープとフルートをメインに弦がバックを飾る「4. ゴンドアの思い出」の後半部分も幻想的ですし、「3.愉快なケンカ(~追跡)」や「9. タイガーモス号にて」の後半も映画音楽として秀作に当たるものです。一方で、「5. 失意のパズー」や「11. 月光の雲海」のような繊細で優しい音楽もあります。「12. 天空の城ラピュタ」の前半も、このタイトルに相応しい雄大な曲。
「風の谷のナウシカ」でも見せていた、シンセサイザーを大胆に使うところも健在で、特に「6. ロボット兵(復活~救出)」の後半、「救出」の部分は、絵がなくても場面が思い浮かぶほど絶妙な音楽で、いかにもシンセっぽい使い方ながら、このほかにこの場面に相応しい音楽などあるものか、と思わせてしまうほど。
もちろん、杉並児童合唱団を起用した「7. 合唱 君をのせて」や、今でも宮崎駿監督作品を語る上で欠かすことのできない井上杏美さんによる「14. 君をのせて」は、映画本編としても、サウンドトラックとしても、とてもよい選択だったと思います。特に「14. 君をのせて」は、曲につなぐまでの前奏がエンディングとして秀逸。
最初に記したように、まだまだ粗削りなところがあるものの、雄大な名曲の揃った作品に仕上がっています。映画本編に思い入れのある方にとってならなおさらでしょう。
メロディは魅力的なものが多く、朝を告げるトランペットや儚げな響きを聴かせるピアノ、そして魅せる場面で決まって流れる「君をのせて」などが聴き手の心を掴む。
作品を見た人には言うまでも無くお勧めの一枚だ。

すっといい眠りにつけたかんじ!不思議!
ラピュタの曲って、よく中学生のころに放課後吹奏楽部の練習する音が聞こえてきました。
そんな自分の懐かしい感じの音でもあります。
特に合唱がよかった。
やはり「君を乗せて」はいいです。
どんなに現実ですれた気分になっても、また自然の呼ぶ声が聞こえてきてしまい
あかるく晴れた外に向かって窓を開け放したくなるような
そんな曲です。
でも寝る前に聞いてもなかなかいいってことが分かった。